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・京都の正月 |
京都の正月では、古来より受け継がれてきた伝統行事がたくさん行われます。そして祇園町や宮川町などの花街は正月飾りで華やかに彩られます。誰からも愛される古都で新年をすがすがしく迎え、高らかに祝いましょう。 |
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・除夜の鐘 |
12月31日大晦日・除夜の鐘は、人にある108つの煩悩を祓うために行われます。京都で最も有名なのは、知恩院の除夜の鐘。 |
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大晦日の夜には、17人の僧侶が「えーいひとつ」「そーれ」の掛け声とともに力強く鐘を撞くと、冬の澄み切った空気の中に荘厳な鐘の音が響き渡ります。年をまたいで煩悩の数である108回撞かれます。実際には祇園エリアにいれば鐘の音は聞こえます。 |
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・初詣 |
初詣とは、その年に初めて神社にお参りし、一年の幸せを祈ること。稲荷神社の総本宮である大人気の伏見稲荷大社では、年が明けると地元の方はもとより全国から多くの初詣客が訪れ、大きな賑わいに包まれます。商売繁盛・五穀豊穣の神様に願い事を伝え、気持ち良く一年をスタートさせましょう。 |
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伏見稲荷大社では正月時期、名所となっている千本鳥居は通行を円滑にするため一方通行になります。 |
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・正月行事 |
1月3日 かるた始め式・・・八坂神社の能舞台にて艶やかな平安装束のかるた姫たちが、二人一組で百人一首の手合わせを行うかるた始め式。小倉百人一首の豊富な知識と理解度が求められるハイレベルなスキルゲーム。毎年華やかな熱戦が繰り広げられる。 |
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1月4日 蹴鞠初め・・・下鴨神社にて蹴鞠保存会の方々が平安装束を身にまとい蹴鞠初めとして実演奉納されます。「アリ」「ヤア」「オウ」という掛け声が鞠庭に響き渡り、優雅な蹴り姿に参拝客から歓声が沸きます。 |
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1月5日 宮川町の芸舞妓・・・京都の花街・宮川町では、芸舞妓が日頃からお世話になっているお茶屋さんへ「おめでとうさんどす。本年もどうぞよろしゅうおたのもうします。
」と新年の挨拶に回ります。花街の正装である黒紋付きに稲穂のかんざしを挿した芸舞妓の艶やかな姿は本当に壮観。 |
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1月1〜3日 六波羅蜜寺の皇服茶・・・皇服茶(おうぶくちゃ)とは、小さな梅干と結び昆布が入ったお茶のこと。六波羅蜜寺では空也上人ゆかりの薬湯として伝えられていることから、無病息災を願った厄除けお守りと共に正月三が日に参拝客に振舞われます。 |
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・十日えびす |
商売繁昌の神様である京都・恵美須神社の十日えびす大祭には、京都中の商売人たちがその年の繁盛を願って参拝に訪れる。期間中、湯立て神楽神事、餅つき神事、招福まぐろ奉納、宝恵かご社参など行事多数。 |
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・正月飾り |
しめ縄・・・ 正月飾りの代表格であるしめ縄(しめ飾り)。新しい藁を結び、これまでの穢れを払い、新年の年神様を気持ちよく迎えるために玄関先に飾る。子孫繁栄に縁起が良いとされる橙(だいだい)がついていることが多い。 |
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門松・・・ 門松は新年の年神様を迎えるための依代(よりしろ)。神様が降りて来るための目印として玄関に飾られている。 |
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水引・・・ 水引(みずひき)は伝統的に祝いの品にかけられるもの。正月飾りの水引はより華やかな縁起物として赤や白に加えて金色も使われます。門松に巻き付けている場合もある。 |
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餅花・・・ 餅花(もちばな)とは、柳の枝などに小さく切った餅や団子を刺したもの。正月に飾り、その年の五穀豊穣を祈願する。実際はプラスチックなどの模造品が多くなっている。 |
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根引きの松 ・・・京都特有の正月飾りである根引き松。根のついている若い松の中ほどに和紙を巻き、紅白の水引を結んだもの。根がついたままなのは「地に根をおろし、安定した一年を送り、常に成長していく」という意味がある。 |
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