三十三間堂 通し矢
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・住所 京都府京都市東山区三十三間堂廻町657
・日時 2025年は 1月12日 (日) 開催
毎年1月15日に近い日曜日に開催される
8:00頃〜 開会式
8:30頃〜 新成人男子 予選
10:30頃〜 新成人女子 予選
13:00頃〜 有段者など 予選
14:00頃〜 各部門 決勝 表彰式
・アクセス JR 「京都駅」から206系統の市バスで
「博物館三十三間堂前」下車 すぐ
阪急電車 「京都河原町駅」から 207系統の市バスで
「東山七条」下車 徒歩3分
・案内 新春に開催される三十三間堂の通し矢とおしや)。正式名称は京都三十三間堂大的全国大会という。全国から弓術に優れた新成人や有段者などが集まり、その腕を競います。この日曜日には、1001体の千手観音像が並ぶ三十三間堂の本堂も無料開放されることもあって多くの人が訪れる。
三十三間堂の通し矢は、江戸時代に徳川幕府三代将軍の徳川家光が、三十三間堂・本堂の軒下にある外廊下にて武士たちに弓術の技量を競わせたのが始まりとされている。いまでもその名残として本堂の廊下には、矢で本堂が損傷することを防ぐ鉄板も残されている。当時は現在の通し矢の倍の距離である長さ66間(120メートル)で行われていたと伝えられている。
この通し矢では、弓道競技種目の一つである遠的(えんてき)のルールに準じて行われる。射場から60m先にある直径1mほどの大的を狙って、持ち時間2分間で二回づつ射る。その二回とも的に当てることができれば決勝進出。決勝では一本勝負で、的中した射手が一人になるまで何度でも行われます。優勝者が決まると、2〜5位は一斉に射て的に近い人から上の順位となる。
射場で弓を落としても一回とカウントされるし、円滑な競技進行のためスムーズな競技を心がけるようとのコールもされる。日頃から技量を磨いている人たちでも、この場で実力を示すのは相当な精神力が必要となる。近くで見学していた弓道部員の人は、このように多くの射手が並ぶ大会では、早めに射る方が良いと話していた。実際には、周囲よりも早めに射る人もいれば、じっくりと間を取って両脇が終わってから射る人もいて、人それぞれ自分のタイミングで競技していた。
この三十三間堂の通し矢のハイライトは、何といってもカラフルな晴れ着を身にまとった成人女子たち。一生に一度の場にふさわしい装いで凛々しく競技に臨んでいる。
成人女子にとっては60m先の大的に当てることはかなり難しい様子で、2015年においては約1000人のエントリーで二回とも的に当てて決勝進出を果たしたのはたったの5人。その決勝一回目でただ一人的中させた方が優勝者となった。
新成人たちが和服姿で行う弓の引き初めは、その晴れやかな姿から京都の新春にふさわしい風物詩となっている。

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