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● 京都の節分 |
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節分(せつぶん)とは、立春の前日のこと。「季節を分ける」という意味もあり、大晦日のようにも考えられてきました。節分には鬼を追い払い、清々しく新春を迎えようと古来より様々な節分行事が執り行われてきました。現在でも京都のほとんどの社寺で節分に何らかの行事が開催されます。ただほとんどの行事が同時刻での開催になるので、どの行事に行くのか選択することになるでしょう。 |
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● 鬼が登場する 節分祭 |
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京都の節分行事において鬼さんが登場するのは 吉田神社の節分祭、廬山寺の節分會、平安神宮の節分祭、藤森神社の節分祭、北野天満宮の北野追儺狂言、千本釈迦堂のおかめ福節分祭など。吉田神社の古式追儺式は、節分の前日に執り行われる鬼やらい神事として広く知られています。平安神宮の節分祭では、平安宮中の追儺式であった「大儺之儀」が再現されます。「鬼の舞」パートでは、狂言大蔵流の茂山社中のみなさんが豪華な衣装に身を包んだ鬼となって登場します。鬼のお面が大きいので遠くから見ても分かりやすい。北野天満宮と千本釈迦堂も茂山社中が担当。 |
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● 豆まきが行われる 節分祭 |
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京都の節分行事において豆撒きが執り行われるのは、八坂神社の節分祭、伏見稲荷大社の節分祭、平安神宮の節分祭、藤森神社の節分祭、北野天満宮の節分行事、千本釈迦堂のおかめ福節分祭など。八坂神社の節分祭では、節分の日とその前日合わせて9回の豆まきが行われる。この豆まき行事には京都の花街である祇園甲部、宮川町、先斗町、祇園東が協力しており、豆まきの前に舞妓による奉納舞踊も行われる。豆まきの時間は5分ほどだが、パックされた福豆袋がたくさん撒かれるのでゲットできる確率は高い。 |
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● 弓で矢を射る 節分祭 |
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京都の節分行事において弓で矢を射る行事が執り行われるのは、下鴨神社の節分祭、吉田神社の節分祭、廬山寺の節分會など。下鴨神社の節分祭では、地元大学の弓道部が奉仕による邪気払いが行われる。吉田神社の節分祭では、古式に則って殿上人たちが桃弓(ももゆみ)で葦矢(あしや)を放つと、鬼たちは鳥居の外へと逃げて行きます。 |
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● 恵方巻き (えほうまき) |
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恵方巻き(えほうまき)(→写真)とは、節分にその年の吉のある方角である恵方を向いて食べると縁起が良いとされている巻き寿司のこと。かつては大阪中心の習慣であったが、今では全国的な習慣となっている。恵方巻きはコンビニでも売っている。2024年の節分2月3日(土曜日)の恵方は「東北東」となっている。 |
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場所:八坂神社 舞殿 住所:京都市東山区祇園町北側625
豆まき : 13時〜、15時〜 料金 : 無料 |
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八坂神社・節分祭では、先斗町、宮川町、祇園甲部、祇園東の四花街の芸舞妓らが舞殿にて舞踊を奉納した後、「福は内」の掛け声とともに豆まきを行います。豆まきは2/2〜3に2〜3回ずつ行われる。 |
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場所:八坂神社 舞殿 住所:京都市東山区祇園町北側625
舞踊奉納 : 13時〜、15時〜 料金 : 無料 |
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「祇園さん」と呼ばれる八坂神社の節分祭では、先斗町、宮川町、祇園甲部、祇園東の四花街の芸舞妓らが舞殿にて舞踊を奉納します。2/2に2回、2/3に2回行われるので見れるチャンスは多い。 |
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場所 : 吉田神社 住所 : 京都市左京区吉田神楽岡町30
追儺式 : 18時〜 料金 : 見学無料 |
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室町時代より続く吉田神社の節分祭。追儺式は、黄金の四つ目の方相氏が赤・青・黄色の疫鬼と戦いながら追いつめ、最後に殿上人たちが桃弓で葦矢を放ち、鬼たちを退散させる鬼やらい神事。 |
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場所 : 伏見稲荷大社 住所 : 京都市伏見区深草藪之内町68
豆まき : 9時〜、11時30分〜、13時〜 料金 : 無料 |
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千本鳥居で有名な伏見稲荷大社の節分祭では、外拝殿に福男福女がずらりと並び盛大に豆まきが行われます。艶やかな晴れ着姿で登場する福女たちがこの豆まきをとても華やかな行事にしてくれている。 |
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場所 : 廬山寺 住所 : 京都市上京区北之辺町397
鬼のお加持 : 14時〜 鬼法楽 : 15時〜 料金 : 見学無料 |
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紫式部の邸宅跡地である廬山寺。節分會の追儺式鬼法楽では、人間の煩悩を表した三鬼が松明と宝剣などを持ち、踊り回って堂内の護摩供を邪魔しに入るが、追儺師の弓矢にて退散させられる。 |
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場所 : 須賀神社 住所 : 京都市左京区聖護院円頓美町1
境内 : 9時〜20時頃 豆まき : 2/2 15時〜 参拝自由 |
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二日間開催される須賀神社の節分祭。期間中に烏帽子に水干姿の懸想文売り(けそうふみうり)から縁結びの文を授与していただけます。懸想文売りは境内で売り歩いている。2/2の15時〜は豆まき行事。 |
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場所 : 須賀神社 住所 : 京都市左京区聖護院円頓美町1
懸想文売り : 9時〜20時頃 懸想文料金 : 1000円 |
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懸想文とは現在のラブレターの意味で、実際は美人祈願や良縁祈願のお守りとなっている。
この懸想文を鏡台に入れておくと美人になっていき、クローゼットに入れておくと服が増えていく御利益がある。 |
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場所 : 平安神宮 住所 : 京都市左京区岡崎西天王町
大儺の儀 : 14時〜 鬼の舞 : 15時〜 料金 : 見学無料 |
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平安神宮の節分祭では、平安宮中の追儺式を再現した「大儺之儀」が行われます。15時頃からの「鬼の舞」で登場する茂山社中が扮する鬼たちがとてもカッコいい。鬼が退散すると福豆捲きを行う。 |
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場所 : 下鴨神社 住所 : 京都市左京区下鴨泉川町59
追儺弓神事 : 12時頃〜 豆まき : 13時頃〜 見学無料 |
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下鴨神社・節分祭のハイライトは追儺弓神事。地元大学弓道部の奉仕により、裏に「鬼」を象る文字が書かれた的を幸運を呼ぶ丹塗り矢で射ぬき、邪気を払います。また13時頃からは福豆まきも行われる。 |
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場所 : 聖護院 住所 : 京都市左京区聖護院中町15
追儺式 : 2/3 13時〜 古札焼き : 19時〜 見学無料 |
修験道や山伏のお寺である聖護院(しょうごいん)。聖護院の節分会は二日間行われる。2/3の13時から行われる追儺式では、赤・青・黄色の鬼が暴れまわるが、山伏の豆まきによって退散していく。 |
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場所 : 藤森神社 住所 : 京都市伏見区深草鳥居崎町609
雅楽と舞楽の演奏:18時〜 追儺式 : 20時〜 見学無料 |
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藤森神社の節分祭では追儺式が行われる。現代的な照明と音響効果の中、鬼が拝殿に踊りながら入ってくるが、童女たちの豆捲きによって退散する。雅楽と舞楽の奉納演奏や豆まきも行われる。 |
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場所 : 吉田神社 住所 : 京都市 左京区 吉田神楽岡町30
火炉祭 : 23時〜 料金 : 見学無料 |
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吉田神社の火炉祭は大迫力の神事。期間中に参拝者たちが持ち寄った古札が積み上げられ、お焚き上げを行います。2015年には環境問題に配慮し御幣のみを燃やす式典へ移行したが2017年に復活。 |
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場所 : 北野天満宮 住所 : 京都府京都市上京区馬喰町
節分祭:10時〜 追儺式 : 13時〜 見学無料 |
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北野天満宮では、節分行事として本殿にて節分祭、神楽殿にて茂山社中による北野追儺狂言(きたのついなきょうげん)、上七軒の芸舞妓による奉納舞踊、豆まきが執り行われる。 |
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場所 : 千本釈迦堂 住所 : 京都府京都市上京区溝前町1034
節分祭:15時〜 豆まき : 15時半〜 見学無料 |
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千本釈迦堂では国宝である本堂におかめ福節分祭が執り行われる。まず上七軒の舞妓による奉納舞踊、木遣音頭、法要と続き、茂山社中による鬼追いの儀が行われる。最後に豆まきがある。 |
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場所 : 石清水八幡宮 住所 : 京都府八幡市八幡高坊30
鬼やらい神事:13時〜 二回目 : 14時〜 見学無料 |
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石清水八幡宮では、2/3節分の直前の日曜日に節分行事として「鬼やらい神事」を執り行う。13時と14時の2回行われるので見れるチャンスは多い。鬼が退散した後で豆まきも行われる。 |
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京都市内のお寿司屋さん、コンビニエンスストアなどで販売している |
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恵方巻き(えほうまき)とは、節分にその年の吉のある方角である恵方を向いて食べると縁起が良いとされている巻き寿司のこと。かつては大阪中心の習慣であったが、今では全国的な習慣となっている。 |
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京都の節分は、あなたが思っているよりも・・・ 盛り上がります |
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