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・京都の夏 |
京都の夏は、盆地特有の圧縮された熱気に包まれます。周囲を山に囲まれているため風の吹き抜けも少なく、まとわりつくような暑さが続きます。そのような酷暑をしのぐために納涼床、町家の坪庭、すだれ、打水など涼をとるための生活の知恵が生まれました。夏の京都は涼を楽しむ季節といえるでしょう。 |
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観光地である東山や祇園周辺では、浴衣姿で京都観光を楽しむ人の姿が増えている。浴衣を一日レンタルできるお店が多数あるのでチェックしてみるといいだろう。 |
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・夏景色 |
この時季には蓮、桔梗、百日紅などの花が咲き、八坂神社の夏祭典である祇園祭を筆頭に、多くの神事祭事が行われます。京都の季節感のある社寺では、夏の光に照らされた青もみじが美しい季節でもあります。 |
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この時期の京都では、昼間に派手に動くと、かなり体力が消耗されるため、早朝の涼しい時間か夕刻の日が陰った時間を使って行動した方ががいいでしょう。 |
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・神事 祭事 |
7月1〜31日 祇園祭 ・・・ 一ヶ月間かけて行われる夏の大祭 |
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7月14〜16日 祇園祭 宵山 ・・・ 駒形提灯と祇園囃子の競演 |
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7月17日祇園祭 山鉾巡行 ・・・ 豪華な山鉾が都大路を進む |
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7月〜8月 七夕笹飾り ・・・ 高台寺 七夕ライトアップ |
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7月 第3日曜 御田祭 ・・・ 松尾大社 五穀豊穣祈願と虫除け |
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7月20・21日 本宮祭 ・・・ 伏見稲荷大社の万灯神事 |
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7月下旬に4日間みたらし祭 ・・・ 下鴨神社 土用の丑の日 |
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7月28日火渡り祭 ・・・ 狸谷山不動院 素足で渡り無病願う |
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8月1日花街行事 八朔 ・・・ 芸舞妓が正装姿で挨拶に回る |
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立秋前日夏越神事 ・・・ 下鴨神社、半年間のけがれを祓う |
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8月上旬京の七夕 ・・・ 堀川会場、鴨川会場ライトアップ |
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・風物詩 |
五山の送り火 ・・・ お盆に迎えた精霊を五つの山の火とともに送る京都有数の伝統行事。毎年お盆の翌日8月16日に行われる。「大文字」20時00分、「妙 法」20時10分、 「船形」20時15分、 「左大文字」20時15分、「鳥居形」20時20分の順で点火されていく。 |
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川床 ・・・ 京都盆地特有の蒸し暑さを忘れ、涼をとるための知恵である川床(納涼床)。鴨川納涼床では、夕刻より川沿いのお店に設置された納涼床でそよ風に吹かれながらの食事が楽しめる。鴨川では川床(かわゆか)と読む。それはベランダと同じような位置付けにされているため、そう読む。また高雄にある錦水亭の川床では、川沿いに敷かれた川床でひんやりとした空気に浸りながらの食事をいただける。高雄では川床(かわどこ)と読む。これは人の寝たり食べたりする居住スペースと同じ位置づけであるため、そう読む。 |
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鱧(はも) ・・・ 祇園祭の頃に旬を迎える京都の夏を代表する食材である鱧(ハモ)。祇園祭も鱧祭と呼ばれるほど。多くの料理屋さんで様々な料理方法があり、さっぱりとした味が好まれている。 |
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かき氷 ・・・ 夏の定番であるかき氷。京都に多い甘味処では、夏場だいたいメニューに加えられていて、様々なオリジナルシロップに出会えるのはこの季節だけの楽しみとなっている。 |
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鵜飼船 ・・・ 古来より伝えられている伝統漁法を再現した夏のエンターテインメント。鵜匠さんが十数羽の鵜を操り、鮎などの川魚をとっていく。嵐山の大堰川 と 宇治の宇治川で夕刻より行われている。鵜飼船に乗り込み約1時間、場所を移動しながらの鵜飼実演。 |
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お盆万灯会 ・・・ ご先祖の精霊に灯明を捧げ、お送りするための伝統行事がお盆の前後に京都各地にて行われます。ロウソクによって淡く照らされたいくつのも灯りが境内を幻想的に演出します。代表的な行事に「嵐山灯篭流し」「三千院万灯会」「壬生寺万灯会」などがあります。 |
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