インド・カシミール地方に滞在中
晩メシを食って、ホテルに帰ると何だか様子がおかしい。
フロントのみんなが正面玄関先でザワついている。 従業員のひとりに「なんか問題あったの?」と問いかけると
「ちょっとだけ」と答える。
ザワついている方向に足を運ぶと・・・ なんと
ホテル一階の側面から火が出ている!!!
なにが ちょっとだけ じゃ、ボケ!! 全然ちょっとじゃないわ!!!
出火の原因は、どうやら電気のジェネレーター(自家発電機)らしい。 インドの辺境では、とにかく停電が多いので ホテル側は、自家発電機によって必要な電力を確保している。
この日の夜も停電になり、またか・・・とジョネレーターの電源に切り換えたところに 通常の電気が戻ってきてしまい。容量がオーバーしたことによって出火したようだ。
やばいな・・・
カメラと写真データだけでも部屋から取り出してこよう、 と思ったところに・・・
三人の若手従業員が消火器を持って駆けつけてきた。
おう おう おう 消せ消せ!! 消してまえ!!!
今ならまだボヤ騒ぎで収められるぞ。 火の出ている方に向かっていくこの三人がとても勇敢に見えた。
・・・が、しかし
この三人、消火器を持って現場にやってきたものの・・・
やたらとマゴついている・・・ 期待と共に見守ったが・・・
どうやら・・・
消火器の使い方が分からないらしい・・・
数分待ったが、結局・・・・ 不発。
もうこいつらアテにならん・・・
絶対
消防車呼んだ方が確実だろう・・・と思い
「消防車呼べよ」と英語で言おうとしたが
「消防車」って英語でなんて言うのか・・・・ 分からんかった・・・
火も大きくなってきて、マジでやばくなってきた・・・
ホテルの従業員も そのやばい状況に気付いて、消防車を呼ぶことになった。
少しの間待っていると「Fire Survice」と書かれた真っ赤なトラックがやって来た!! 日本の消防車の
はしごがないヴァージョンって感じだ。
駆けつけてきた消防隊員は、まず電柱に登り、ホテルへの電線を切り
電気をシャットアウトし、容量オーバーを解消してから消火活動にあたった。
すばらしい対処だった。
あっという間に火は消え、皆に安堵の表情が訪れた。
ボヤ止まりで終わって良かった・・・
インドでは「消防」って「Fire Survice」いうんか・・・
このボヤ騒ぎで、またひとつ勉強になった旅人でありました(笑)
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