「ハノイ 花売り娘」
昼下がりのハノイでは、
自転車のカゴいっぱいに花を積んだ花売り娘をよく見かけた。
大きな街の喧騒の中にあって、
花売り娘の姿は明るく瑞々しい印象を与えてくれる。
長くフランス統治下にあったハノイでは
古めかしい教会や洋館とともに人に花を贈る習慣が残っている。
年に何度かある記念日には、花を贈らない方が問題になるそうだ。
日本で誰かに花を贈るのは少し照れくさい印象があるが、ここでは日常的な事。
花を愛し、花と共に生きる生活が浸透している。


一般的にハノイの人々は穏やかだといわれている。


このような花を贈る習慣が
人々の心に豊かさを与えているからなのかもしれない。
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