「 ウィーンのエコデザイン 」
音楽の都・ウィーンは、ベートーベンやモーツァルトに縁のある街。
ウィーンという地名には、どこか華麗な響きを覚える。


そのウィーンの街を歩いていると
あるエコデザインを発見した。


1本の木を、道も屋根も避けて作られている。
もともと ここにあった木を守ろうとしたのか、
木の存在をデザインに取り込んだのか、は分からないが
自然を調和させたデザインは素晴らしい。


このようなデザインは周囲の同意がなければ実現しないものだ。


訪れたのは冬で、木に葉はなかったが
初夏には新緑が、錦秋には紅葉が美しいのだろう。
でも、


すれ違った人は・・・真っ直ぐ歩いて行った・・・
道に沿って歩いてはいない。


よく見ると、この道から真っ直ぐ行った部分だけ土の色が変わっている。
みんな真っ直ぐ歩いているのだろう。


デザインした人の意図を汲み取って
わざわざ木を避けて歩いたりはしないのだ。


人間はそういうもの。




人の心理にも配慮したデザインを期待したい。
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