旅に出て、いくつもの国を渡り歩く、いろんな人に出会う。
どこへ行っても、誰と会っても共通するのが 「日本は素晴らしい」という意見だ。
何もかもが素晴らしいと皆は言う。
それは
人々の礼儀正しい態度であり、
ハイクオリティなモノであり、
平和で豊かな国であるということ。
日本にいる間は なかなか気付かない・・・
世界に出てみなければ、自分の国の姿は見えてこないものである。
そして弛みない努力を続けた日本人は
「made in japan」という
世界中の人々の信頼を得る”魔法の言葉”を作り上げた。
その魔法の言葉は、勤勉で真面目な日本人気質が生み出したもの。
日本人は、その気質によって「〜しなければならない」という
ある「とらわれ」の中で生きている。
仕事の責任を果たさなければならない。
立派な大人にならなければならない。
結婚して家庭をもたなければならない。
ほとんどの日本人は自分で自分の檻を作っていく。
そして忙しさに流されて、「心」の声を聞き取れなくなっていく。
そのような人生を歩む人々が作ったのだ、あの”魔法の言葉”は。
でも、その人たちは自分たちの本当の評価を知らない。
自分の檻の中で生きていては知るはずもない。
でもみんなそうやって”大人”というものになっていく。
大人になるとは・・・
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