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「 キャメルサファリ 」 |
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キャメルサファリとは、
ガイドとともにラクダ(キャメル)に乗って砂漠まで行き、そこでキャンプして帰ってくるという体験ツアーだ。
インドのジャイサルメールで それに参加した。
こよなく団体行動を嫌う オレだが、これだけはどうしても参加したかった。
今回のツアーの参加者は・・・
オレ と
イングランドからやって来たディビット&ジェシーのカップルと
オランダからやって来たパツキン ステューデント・巨乳のダニエラちゃんの四名。
ん・・・ ディビットとジェシーはカップル・・・
という事は・・・ けっこう オイシイ設定になった。
ラクダとの合流地点までジープで送ってもらい、
ガイドからそれぞれにラクダが割り当てられた。
ディビットとジェシーが
“マイケル・ジャクソン” と “ジャネット・ジャクソン” という名の兄妹ラクダ。
ダニエラちゃんは、おとなしい小ぶりなラクダ。
そして、オレに割り当てられたのが、一番でっかいラクダ “カルー”。
このカルー、すぐ団体行動から離れて違う方向に行こうとするわ、
「座れっ」と命令しても、なかなか座らんわの、とんだ暴れラクダである。
しかし、オレはこのカルーが気に入った!
それぞれのラクダに乗って、さぁ出発。 |
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カッポカッポと歩くラクダの背中は見晴らしもよく気持ち良かった。
「ゴーゴー!!」と声をあげ、ガキのように はしゃいだ。
だが・・・
楽しかったのは、最初の一時間だけ・・・
次第にラクダの背中がゴンゴンとオレの股にヒットし始める・・・
はっきり言って・・・
痛てぇ・・・
あぁ〜もうキツくなってきたぁぁ〜と思ってたところで、昼食タイムに助けられた。 |
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砂漠では昼間の時間帯は日差しが強く、その中を動くとかなりの体力を消耗するため、効率のいい行動を考えて影で休むようだ。
昼食は、インドの庶民食 チャパティー。
今回ガイドしてくれてるのはアブ(25)とアスカ(10)。
これまでに来た おかしな客の話などもしてくれる おもしろい奴らだ。 |
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ディビットたちとは、ベッカムが日本に行った時に
日本の女の子たちは何であんなに騒ぐんだ? というネタで盛り上がった。
日差しが弱くなってきたところでキャンプポイントに向けて再出発。
途中 砂漠のオアシスでラクダに水を飲ませたり、水の補給をしたりした。 |
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たどり着いたキャンプポイントは、
風が砂に描いた風紋が美しい手付かずの砂漠だ。 |
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そこでキャンプをはる。 |
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日が沈むと空には、満天の星空が広がっていく。
普段は見えない星も見える。 空には、こんなに星があったのだと初めて知った。
360度地平線に囲まれた ちょ〜でっかいプラネタリウムにいるような感覚だ。
この夜は興奮してなかなか眠れなかったので、
ずっと星空をながめていた。
星座が、右から左へと動いていく。 この ほしの地転を体感した。
流れ星も3回見た。
砂漠の真ん中で過ごした夜は
本物の星空と出会えた感動的な夜だった。
そして夜が明ける・・・ |
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オレは朝早く目が覚めたので、サンライズを待っていた。
地平線が紅く染まっていく砂漠の日の出・・・ |
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その頃・・・ガイドのアブはまだ寝てやがる。
昨夜は「サンライズの前には、みんな起こすよ」って言ってたのに
どうしようもないヘボガイドである。
・・・と思っていると、ハっと目が覚めたらしく
あわてて「サンライズッ!!サンライズッ〜!!」と叫びながら
ディビットたちを起こしに走った。
だがもう遅い・・・
太陽が地平線にかかっている時間は、ほんのわずかだ。
結局、ヨーロッパ組はサンライズを見れず、
アブには、ガイド失格の烙印が押された・・・・・ |
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もどる時、
カルーの背中がヒットしまくって、股が痛くてしょうがなかった・・・
もうダメ・・・ と ギブアップ寸前で、ジープが迎えに来てくれた。
みんな慣れない砂漠の旅で一泊二日とはいえ ヘロヘロだ。
でも、きっと忘れることはないであろう 素晴らしい体験であった。
ちなみに、ダニエラちゃんとは何もなし。
パツキンで巨乳だけど、目がワニみたいなんやもん・・・
おわり。 |
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