「 ラクダ使い・アスカ 」

キャメルサファリで出会った少年・アスカ(10)
小さな身体で、ラクダを自由自在に操る様は見事なものである。

アスカは砂漠の小さな村の出身、
そこは十分な教育環境が整っておらず、学校には行ってないけど、
10歳にして立派にキャメルガイドとして、その仕事を果たしている。
これからもツーリスト相手に、その業で食っていける。


それを自分でも理解しているのだろう。 対応も堂々としたものだ。
 
いまの日本の学校では、
知識をつめ込んでも、それを社会で応用する術は教えていない。
そんな環境の中、テストの点数を競い合ったところで
アスカのように人生を強く生き抜いて行ける子供は育たないだろう。
上っ面だけの学歴など、実際は何の意味もないのだ。




要は・・・


メシを食って行くために “何が出来るか?”

それが重要なんだ。



ラクダを操るひとりの少年の姿を見て・・・そう思った。






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